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エルマンノ・オルミ最新作が4月23日より公開

 

イタリアの巨匠、エルマンノ・オルミErmanno Olmi, 1931年7月24日 - )監督の最新作、「緑はよみがえる」が2016年4月23日より岩波ホールにて上映中だ。岩波ホールでは本作の上映記念として3月26日から約1ヶ月の間、パルムドール賞やセザール賞など数々の賞に輝き、日本でも1979年に上映された「木靴の樹(78)」を上映し、連日多くの映画ファンを沸かせた。また、5月13日(金)には池袋の新文芸坐にて「新文芸坐シネマテーク」の一環として「就職(61)」を上映。週末の一夜限りのイベントということもあり、立ち見席も売り切れるなど、大盛況となった。新文芸坐シネマテークでは6月24日(金)にオルミ監督の「婚約者たち(63)」の上映も予定されている。

 

大戦終了後、電力会社エディソンに就職したオルミ監督は40作以上のドキュメンタリー作品を作り、1959年に「時は止まりぬ」で初の長編劇映画を発表。その後「就職」、「婚約者たち」で数々の賞を獲得し、特に「婚約者たち」はジャン=リュック・ゴダールが映画批評誌『カイエ・デュ・シネマ』誌上に発表した1964年のベストテンで、アルフレッド・ヒッチコックハワード・ホークスの新作を抑えて第1位に推したという。

ドキュメンタリータッチで描いた写実的な映像からは、言葉よりも強い、「生」の感触が伝わって来る。それは時折、自然のなかに潜む禍々しい残酷性として現れ、或いは人間の愚かさを描き、哀しみや愛おしさをそのままに映し出す。

本作は80歳を過ぎたオルミ監督が自らの父親に捧げる物語だ。「父はヒロイズムに駆られ、19歳で第一次世界大戦に従軍しました。しかし、過酷な戦場での体験はその後の父の人生を変えてしまいました。戦友を思い、父が涙するのを見たのは一度きりではありません」。物語の舞台は冬、第一次世界大戦下のイタリア・アルプス、アジア―ゴ高原。父からオルミ監督が受け継いだ記憶は褪せることなく一つの作品として後世へと語り継がれていくことだろう。

 

◼︎「緑はよみがえる」 (原題:Torneranno i prati)2014年イタリア

◼︎ 監督  エルマンノ・オルミ /製作 ルイジ・ムジーニ エリザベッタ・オルミ /脚本 エルマンノ・オルミ /撮影 ファビオ・オルミ 

◼︎キャスト   クラウディオ・サンタマリア  、アレッサンドロ・スペルドゥーティほか

◼︎公式HP http://www.moviola.jp/midori/index.html

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