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Sunday Pickup

あっという間に4月も2週目。
今週おすすめの旧作は「エリザベスタウン」(2005年:キャメロン・クロウ)、「トム・アット・ザ・ファーム」(2013年:グザヴィエ・ドラン)、「17歳」(2013年:フランソワ・オゾン)。

 

■エリザベスタウン(原題:Elizabethtown)

シューズ会社に勤める主人公ドリュー(オーランド・ブルーム)は自らがデザインしたシューズが大失敗し、約10億ドルの損害を出し解雇に。若き天才と呼ばれ美人な彼女もいて順風満帆にみえたのに、一寸先は闇…。自作の殺人ランニングマシンで自殺をはかろうとするも、生まれ故郷に帰っていた父親の急な訃報を知らされ、ケンタッキー州のエリザベスタウンに向かう(タイトル回収)。そしてその機中で個性的で世話焼きなCAのクレア(キルスティン・ダンスト)に出会う。

疎遠だった親戚との再会や父親の友人たちと触れ合う描写がとても優しく、ひと癖ある登場人物もどこか憎めない。ラストでクレアの用意してくれたオリジナルマップに沿って走る父親との最後のドライブシーンがジンとくる。キャメロン・クロウ監督らしい音楽のセンスも◎

 

 

 

■トム・アット・ザ・ファーム(原題:TOM A LA FERME/TOM AT THE FARM )

グザヴィエ・ドラン作品の中で圧倒的におすすめしたい1本。

恋人のギョームが死に、葬儀に参列するために彼の田舎に訪れた主人公トム(グザヴィエ・ドラン)はギョームの兄で暴力的なフランシス(ピエール=イヴ・カルディナル)と奇妙な関係になり、ともに過ごすうち徐々に変化していく心理を描いたサスペンス。

青みがかった映像に刃のように鋭いトウモロコシの葉、動物の死骸にフランシスとの狂気のダンス。監督、脚本、衣装、編集もドラン自身が手掛けた。

 

■17歳(原題:Jeune et Jolie)

 夏に物語がスタートするところが何ともフランソワ・オゾン監督らしい…。

夏、17歳のイザベル(マリーヌ・ヴァクト)は性にめざめ、初体験をすませる。季節はめぐり、秋。彼女は売春に手を出す。懇意にしていた客のうちの一人が行為の最中に死んでしまう。冬、家族に売春がばれたイザベル。このまま普通の女の子に戻ってしまうのかと思わせつつも、春になり彼女はまた売春をする。幻想と現実の狭間を描くのが特徴のオゾン監督。夢のような感覚の中でイザベルが売春をする動機を探るのは野暮だろう。悪魔のように美しく、それがときに凶暴にもみえる思春期特有の輝きが眩しい。

 

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