tokyo

試写室と劇場からお送り致します

パワーレンジャー

日本のレンジャーが海外に輸出されていたということを、私は知りませんでした。

 

 

f:id:hashiba14:20170709130751j:plain

(C)2016 Lions Gate TM & (C)Toei & SCG P.R.

 

原型は1975年から日本で放映されている「スーパー戦隊」シリーズ。

1984年に仕事で日本を訪れたプロデューサーであるハイム・サバン氏はテレビ放送を見て「5人の若者が変身して、敵と戦う姿に心を奪われ」、彼はすぐさまアメリカでの放映権獲得に乗り出し、日本の「スーパー戦隊」のアクション映像と、アメリカで撮影したドラマシーンを合体させるアイデアを生み出したといいます。

 

以上、プレスシートからの情報なのですが、私はこのプロデューサーとは逆で、正直のところ「スーパー戦隊」モノがそこまで好きではありません。

ですから昨今のレンジャー事情にも疎いわけで、本作も試写の機会がなければ観ていなかったでしょう。

 

上映が始まる前に設定資料に目を通していたのですが、それによると主人公のジェイソン(レッド)には以下のエピソードが。

「エンジェルグローブ高校アメフト部の元伝説的スター選手。ある致命的な事件から選手生命を絶たれてしまい、父親の期待を裏切った自分の存在価値に悩み苦しむ。 」

 

f:id:hashiba14:20170709130842j:plain

(C)2016 Lions Gate TM & (C)Toei & SCG P.R.

 

なんとまあ、ありがち。

と、もともと観る気がなかったので些細なことにもケチをつけます。

 

物語は件の「致命的な事件」から始まります。

ネタばれをします。

その事件とは、

「牧場(?もしくは牛を飼っている人の家)に忍び込んで乳絞りしていたところを大人に見つかり、車で逃走中に事故にあった」ことです。

しかも、その牛はメスではなくオスだったのです。

「そういえばミルクにしては…(ボソボソ)」

 

資料に記載されているエピソードのテンションからはまったく予想もつかなかった事件です。

 

本作は「スーパー戦隊」モノではあるので、青春、仲間、葛藤しながらも成長、といった王道要素は十分にありながら、時折このような洒落たジョークに不意打ちを食らいます。

 

f:id:hashiba14:20170709130800j:plain

(C)2016 Lions Gate TM & (C)Toei & SCG P.R.

 

最後はびっくり仰天な倒され方(これには隣に座っていたお兄さんが爆笑していました)をしてしまう、悪役・悪女のリタは、最初は魚にまみれて臭そうなボロボロ女だったのにゴールドを手に入れるごとにどんどん綺麗になっていく。その有り様は、まるでシンデレラストーリーです。

 

f:id:hashiba14:20170709130949j:plain

(C)2016 Lions Gate TM & (C)Toei & SCG P.R.

 

リタがゴールドを探し求めるシーンでは、彼女があまりにもゴールドを連呼するものですから、ここでカニエ・ウエストのGold Digger流れたら面白いけど、さすがに狙いすぎかぁ、と思っていたら終盤でPowerが流れてきて、そっちかよ、と。

洒落てました。

 

 

予想を裏切り、面白い作品でした。

王道だなあと思いつつも、ラストでは良いなあ!仲間!と染まってる自分がいました。

 

もしかして日本の原型もこんなに面白いのでしょうか。

少しだけ興味が沸いてきました。

 

www.power-rangers.jp

Remove all ads

【スポンサーリンク】