映画館で観た映画(マンディンゴ)
あのタランティーノが影響を受けて、『ジャンゴ』を撮ったとかなんとか...『マンディンゴ』!
とっても良かった!
この内容で「良かった!」ていうのもどうなんだ、という感じだけども。
今まで見てきたなかでもけっこう過激な差別の仕方で、そもそも黒人たちを人間扱いしていないというのが印象的だった。本当に奴隷牧場…。
物語の途中あたりから、足の悪い息子が(その父親に比べたら)黒人に対して理解ある姿勢をみせるので、「ああ、良き白人のおでまし~」と一瞬白けた。
なんだかんだで観ていないのだが「グリーンブック」が批判されたのと同じような黒人と白人の構図にみえて結局そういう話なのかい、と思っていた。しかしーーー。
そうならなかった。
結局人種問題とかではなくて(もちろんそれもあるんだろうけど)、恋愛トラブルですべてがめちゃくちゃになって幕引きした。気持ちいいほど感情が怒りに振り切ってしまって、それまで自分の妻よりも熱をあげていた奴隷の女の子にもすごい罵倒。
ある意味、その瞬間彼は初めて対等な人間として黒人を見たんだな、と思った。
ちなみにその発端となった、昼間からお酒かっくらうブランチがとってもかわいかった。