映画館で観た映画(6月)
更新サボりすぎて収集がつかないのでまとめて…
6月は7本!けっこう観た方かも。
- ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ
セルジュ・ゲンスブールの監督作品ということで正直まったく期待せずに観に行ったんだけど意外や意外、とてもよかった(ごめんなさいゲンズブール)。
印象的なショットが多いし、劇中で流れる’Ballad de Johnny Jane’は見終わったあとも呪いのように脳内で無限ループ。気まずい場面でもこれさえ流しておけば許してもらえそう、という知見を得た。
- デッド・ロック
『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』は実は『デッド・ロック』を観るついでにみよう、という位置づけだったけど結果的に逆転…。これも何か所かは良いシーンがあったし、CANの音楽も良い感じ、ちょうど無国籍性のある映画について考えていたところだったのでそういう題材としてもおもしろかったけど、ちょっと期待しすぎた感。
- クルエラ
友だちに誘われて観に行った。一人だったら絶対に観てないであろう作品なので彼女に感謝。この手の映画をみると「うわ~お金かかってる!」というのが先に来てしまうのをどうにかしたい。とにかくエマ・ストーンがかわいい。衣装が素敵。ストーリーも退屈せず観ることができた(監督はアイ・トーニャとかラースとその彼女を撮った人だった)。ファッション好きそうな子が観に来ているのが一番よかった。
ずっと楽しみにしていた&観なければいけないという義務感でサービスデーではない日に観に行った(そのおかげでポスターもらえた)。ブレッソンおなじみ、文字での表現や手元のズームアップなどなど確認しつつ。どのショットも緻密で「静謐」っていう単語はこういうときに使うんだな…と思った。そういえばブレッソンって見終わったあとにずし~んとくる作品が多くて、そういうところも唯一無二の存在だと思う。
- 逃げた女
実はホン・サンスみたことがなかったのでどれどれ、という感じで観に行った。不思議なカメラワークする人だな!というのが第一印象、第二にネコちゃんかわいい!第三に構築美、構造美を追求する監督なのかな?という印象。ホームビデオみたいなもっさりしたズームアップ、なんだか笑ってしまった(いい意味で)。
主人公が3人の友だちに会いに行くんだけどぜんぶ構造が対になっていて面白いなと思った。
しかし…ファッション誌でもけっこう取り上げて合って、なんでこんなにホン・サンスって人気なんだろう?と疑問。
- オー!スジョン
…その謎を解き明かすべくユーロスペースの特集上映と向かった。
この映画は途中で「タイムリープ?」「巻き戻し??」ってなるんだけど、なるほど反復系かと納得。誰の作品だったかは忘れたけど(肝心なところ)あるよね反復する映画。それで、やっぱり構造美(美なのかどうかは置いておくとして)な作風の人なんだなと思った。こういう監督の作品が広く親しまれるのって文化的にとてもいいことだと思う。大好きかと言われるとまだ判断しかねる&そこまで好きにはならない気もするけど今後新作が出たら毎回チェックするだろうな。
- トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング
映画館で2~3度予告編を観たんだけどまったくどういう話なのか分からず…
だけどなんだか気になる…
サービスデーだけど時間帯的にちょうどいいのがこれしかない…
ということで、観る前にどういう作品なのかを調べたら、どうやら実在の人物をベースにした作品ということを知って、Wikipediaをざっと読んだところどうやらねずみ小僧的な…。
で、原題そのままというのも気概を感じて良いな、と思ったんだけど全然覚えきれない&SNSでもタイトル途中であきらめている人多し。苦笑
邦題タイトルの役目にここにありけり。
内容はとてもよかった!これは書きたいことがあるので単体で投稿しよう(予定)。