日記2019~

こんにちは

映画館で観た映画(パーム・スプリングス)

最近疲れていたので、ちょっと小難しかったり頭を使いまくったりする作品ではなくて、何も考えずに家でダラダラする感じで楽しめる映画ないかな~と思って探していたら、「今週木曜まで!」と書いてあったのでじゃあ、と『パーム・スプリングス』。

メインビジュアル写真が良い感じ。

 

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(C)2020 PS FILM PRODUCTION,LLC ALL RIGHTS RESERVED.

ちなみに後日映画館の上映スケジュールをみたら、「好評のため延長!」とのことだった。

 

結婚式に出席したナイルズと花嫁の介添人のサラが恋仲になるけど、とあるきっかけでタイムリープしまくるという話。ナイルズはどうやらはるか昔からタイムリープしているようで、諦めの境地からか、「もうこの状況楽しんじゃおうぜ~」というノリ。

 

すごく現代的?というか現実的だなと思ったのは、脱出を試みて量子力学のオンライン講座を受講し始めるなど行動力あるのがサラの方という…『君の名は。』の真逆!

 

ハッピーエンドだし、前述したとおりなにも考えずにははは~っと笑いながらみることができた。服装もかわいいし、ずっと酒飲んでるし、途中のダンスシーンも『パルプ・フィクション』みたいな感じで微笑ましかった。

映画館で観た映画(マンディンゴ)

あのタランティーノが影響を受けて、『ジャンゴ』を撮ったとかなんとか...『マンディンゴ』!

 

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とっても良かった!

この内容で「良かった!」ていうのもどうなんだ、という感じだけども。

 

今まで見てきたなかでもけっこう過激な差別の仕方で、そもそも黒人たちを人間扱いしていないというのが印象的だった。本当に奴隷牧場…。

 

物語の途中あたりから、足の悪い息子が(その父親に比べたら)黒人に対して理解ある姿勢をみせるので、「ああ、良き白人のおでまし~」と一瞬白けた。

なんだかんだで観ていないのだが「グリーンブック」が批判されたのと同じような黒人と白人の構図にみえて結局そういう話なのかい、と思っていた。しかしーーー。

 

そうならなかった。

結局人種問題とかではなくて(もちろんそれもあるんだろうけど)、恋愛トラブルですべてがめちゃくちゃになって幕引きした。気持ちいいほど感情が怒りに振り切ってしまって、それまで自分の妻よりも熱をあげていた奴隷の女の子にもすごい罵倒。

ある意味、その瞬間彼は初めて対等な人間として黒人を見たんだな、と思った。

 

ちなみにその発端となった、昼間からお酒かっくらうブランチがとってもかわいかった。

映画館で観た映画(サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス)

サン・ラーって誰?!

 

予告編をみてなんとなく面白そうだな、というのが観る動機だったので、うっかりサン・ラーのことを全く知らずに観に行くところだった。

 

自らを土星生まれと語り、フリージャズのカテゴリーに括りきれないアバンギャルドな作品を数多く発表した作曲家サン・ラーが脚本、音楽、主演を務めたSF映画

eiga.com

 

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74年制作とのことで、宇宙船のデザインや、インテリア、衣装、そして色彩などからアヴァンギャルドな空気を感じられておもしろい。

ちょっと前にヴェイパーウェイブが流行っていたけど、そのころに上映していたら若い子にもっとウケていたかもしれない。とはいえ、74年にすでに制作されていたわけでカルチャーは繰り返す…。

 

壮大なサン・ラーのMVを観ているようだった。ただ、その内容には人種差別や資本主義、商業主義に対する批判めいたものも含まれていて、ただのシュールなSF映画にはとどまらない。

「地球人よ、さらば」

サン・ラーにも見放された滑稽な地球人。少しの寂しさを感じる結末だった。

 

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